こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
今日は、
7 月連休に訪れた山の家での
ボタニカルライフをお伝えします。
今年の梅雨の合間は
閉口するくらいの酷暑に
身体機能が追いつかず
参っている方が多いと思います。
時折、やってくる
30 度以下の気温に
ようやく息継ぎできるような
灼熱地獄の暑さは
子どもの頃には
経験したことのないものです。
そんな日は
朝方に厨房に入っては
火を使う加熱調理を
早々と済ませておいたり
ベランダに早めに出て
洗濯物を干したり
暑さから身を守るための
いろんな工夫をしながら
なんとかしのいでいます。
時折、やって来る 30 度以下の
涼しい日々にほっとしていると
暑さの疲れがどっと出ては
頭がぼーっとして
せっかくの時間を無駄に過ごす羽目に。
山の家にやってきた連休は
ちょうど、そんな休息日のような日でした。
初日は確かに山でも
汗がしたたる暑さの一日でしたが
夕方にもなれば
ひぐらしの鳴く声がこだまのように
あちらこちらで反響し
川のせせらぎや止まない涼しい風に
ほっと癒されながら
夕空を見上げていました。
翌日の朝は開け放した窓から
冷気が忍び込み
寒さに目覚め、
どこかで可愛らしい野鳥の鳴き声が
声高に響いて
その歌を聴きながら
しばし目をつぶり
目覚めのほんのひとときを
味わいました。
二日目からは一日を通して
肌寒さを感じるほどの涼しさでした。
昨年、
朽ちたデッキをきれいに改修しました。
いそいそとテーブルや椅子を出して
気持ちの良い外気に身を置きます。
早朝からの明るい時間帯は
コーヒーやお茶の支度をして
編み物や読みかけの本とともに
デッキで過ごしました。
草刈りの合間に
そのままの格好でお茶が飲めたり
デッキライフは何かと便利です。
5 月の連休に
咲き始めのモッコウバラが
ビュンビュンと勢いよく枝を伸ばして
高温多湿な気候のためか
辺りはうっそうと小さなジャングルと化し
雑草が生茂っていました。
大切にしている小さな薬草園の
雑草を払って整えると
ヤロウ(セイヨウノコギリソウ)や
タンジー、エキナセアはとても元気で
ほっと安心しました。
特にエキナセアは花が咲いていました。
嬉しい 2 年越しの初めて開花です。
白いエキナセアは雑草刈りの時に
枝が折れてしまったので
水筒に挿してキッチンの出窓に置きました。
大きなピンクの花は元気そうで
バックにある紫陽花とともに
美しい様を見せていました。
伸びた茎が不安定なので
長い支柱にくくりつけて
茎が折れないようにしました。
紫陽花は
小川から立ち上る湿気と
高くそびえ立つコニファーの陰に
とても居心地が良さそうです。
昨年は
天に向かって長く伸びた茎を
伐採せず残したため
今年は花をたくさんつけて
見事に咲いていました。
白いガクアジサイが大きく広がって
高く花を咲かせていた横では
青い紫陽花も
たわわについた重たい花が
いくつも地面まで垂れていました。
これらの紫陽花は
20 年来庭先にある植物たちで
よく茂るびわの木々の上部を
伐採して辺りを明るくすると
青い紫陽花は
再び花をつけるようになりました。
また、
ハーブについて学んでいた頃
クラスメートからいただいた
庭の秋色紫陽花は
まだ花開いてまもないようで
小さく水色の花を
上品に咲かせていました。
その秋色紫陽花は
都内の自宅で挿木にしたものを
大きく育てたものです。
大きな木だるに目一杯に育ったので
山の家に植えました。
びわの木々の影でも
大きく成長している姿を見ると
いただいた紫陽花に奇跡を感じます。
さて、
ヤロウ(セイヨウノコギリソウ)は
白い小粒の花の目数が
今年は一気に増えたようです。
タンジーと同様に
陽を求めて
たくさんの枝葉が伸びて
薬草園の小さな柵から這い出ていました。
ヤロウの白い花は
胃腸の状態を整えるために
グリセリンチンキを作ってあります。
酷暑の疲れで
最近、胃腸の具合が悪く
先日作ったフェンネルの
リキュールと一緒に
いただくお茶に数滴垂らして
胃の痛みや食欲減退を
感じる時に使っています。
ヤロウのチンキについては
以下の記事に詳しく書いています。
今年のヤロウはグリセリンではなく
いつも作るハーブ酒にして
保存しておこうと思っています。
キッチンの前にある
小さな花壇に植え付けた
ウスベニアオイも花開いていました。
アオイ科の植物は
暑い季節から秋まで
薄紙のような花を次から次へと
咲かせるものが多いのですが
ハーブとして使われる
ウスベニアオイは
今時期の短い間だけ咲きます。
ちょうど花の季節に間に合い
ほんの少しの花を収穫しました。
陽の光が一日中しっかり
当たることのない山の家では
昨年も同じく
茎がふにゃりと倒れてしまうようで
支柱を 3 本立てて保護しました。
同じくキッチン前の花壇では
大好きなインパチェンスも
こぼれダネから花が咲ていました。
新しく芽生えたものも数多く
これから秋口まで
たくさんの花を見せてくれるでしょう。
インパチェンスは
これまであちらこちらに植えてみたものの
なかなかこぼれダネから芽生えることなく
その年で消滅してしまうばかりでした。
この花壇に植えてみて初めて
見つけた居心地の良い場所なのです。
その詳しいお話しは
下の記事からご覧ください。
思えば短い連休でしたが
ハーブセラピーに使う植物の
必要な箇所を少しばかり収穫できて
嬉しい限りです。
収穫できたハーブは 3 種類です。
・エキナセア
・ヤロウ
・ウスベニアオイ
便利な長方形のカゴが
セール中でしたので
新たに購入し
ハーブを並べて
自宅に持ち帰ります。
免疫力を高めてくれたり
胃腸を整えてくれたり
喉の粘膜を保護してくれたり
これらのハーブは皆ハーブ酒にして
暮らしに役立てていきます。
土いじりが趣味の私たち家族は
雑草を刈ったり
土を慣らしたり
小川のせせらぎや野鳥の鳴き声、羽音
虫たちの立てる物音や風のにおい
時折出てくる陽の光
粒になって見える湿気と霧雨、雨粒
それらを感じながら
今回も新たな植物を庭に植え込みました。
春の球根跡に生い茂っていた
雑草を抜いて
セールに出されていた
ニチニチソウを 4 株植え込みました。
また、
憧れていた美しい
ニンジンボクの大株を見つけて
もみじの横に繁茂してくれることを願い
セール品のラベンダーとともに植え込みました。
山の家の庭は
日々誰かが世話する庭ではなく
育てば大きく成長しますが
植えても育つかどうかは未知数大。
見切り品の植物で十分なのです。
セール品でも
山に来れば大事に世話をします。
今日は、
7 月連休の山の家の
ボタニカルライフを紹介しました。
・エキナセア
・紫陽花
・ヤロウ(セイヨウノコギリソウ)
・ウスベニアオイ
・インパチェンス
・ハーブの収穫
ハーブのその後については
以下の記事に記載しています。
また、
ハーバルセラピーのこと
植物の花のことなど
インスタグラムでも
ボタニカルライフを紹介しています。
ぜひ、ご覧ください。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。