こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
今日は、
月に 2 回通っている
中医学の学校でのお話しです。
今月習得した薬膳は次のふたつでした。
・気滞証のための薬膳
・血淤証のための薬膳
まず、
気滞証(きたいしょう)
のための薬膳はこんな感じでした。
気滞証とは..
気の運行が停滞することにより現れる臓腑の働きが失調する病的変化のことです。
(薬膳の基本 辰巳洋著)
中医学で気とよく言いますが
要はエネルギーの類と
同義だと考えて良いと思います。
精神的ストレスなど
何らかの原因によって
体内システムを働かせる
気の巡りが不調ということで
柑橘類の精油(香り)が豊富なものなど
ひと口いただいて
ハッとするような
味わいのある食材を取り入れて
気の巡りを根底から揺り動かし
胸のつかえや食欲不振
胸焼け、情緒不安定
腹部膨満感などを改善していきます。
二種類の薬膳茶もいただきましたよ。
一つはジャスミンと鉄観音茶の
ブレンドティーでした。
この薬膳茶は自宅でも
よくいただいています。
鉄観音茶というのはウーロン茶のひとつです。
ウーロン茶は半発酵茶であることから
梅雨の季節にもぴったりのお茶です。
渋みと香りにジャスミンはピッタリで
とても美味しい薬膳茶です。
二つ目は緑蕚梅(りょくがくばい)茶です。
初春の白梅の花茶になります。
先生直々に採取されてきた花茶を
皆でいただきました。
梅の花が気を動かし
ストレス改善に良いということを知り
キャンディを買うときは
梅味に注目するようになりました。
さて、5 月と言えば、
季節柄過ごしやすいものですが
今月の中旬に
どこかでひどい風邪をもらってしまい
39 度以上の高熱を出す始末。
三日間は食べ物を全く受けつけず
水も最低限でしか飲めなかった。
1 週間は寝込んでしまったんです。
ひどい汗をかいて
なんとか起き上がって
シャワーを浴びれば
めまいを起こして吐いてしまったり
起きられるようになっても
咳がひどくて苦し紛れに
息をしているような状態で
6 月中旬近くになって
ようやく普段通りになるような状態でした。
すっかり病み上がりで
5 月下旬にあった二回目の薬膳は
クラスメートに風邪を
うつさないためにも
調理実習はお休みしました。
ですので、
血淤証のための薬膳は
二枚の写真のみです。
血淤証とは..
血の流れが緩慢になり停滞する状態により臓腑・組織・経絡・血管の血流が悪くなる病的変化を血淤といいます。
(薬膳の基本 辰巳洋著)
気滞証と同じように
香りを使ったり
身体を温めたり
血液を増やす食材を用いて
血流を改善していきます。
上の写真の一枚目は
紅花と赤ワイン、ローレルで
魚を下ごしらえしたもの。
二枚目は姜黄と言って
ターメリックの仲間を
煮出しているものです。
今月の薬膳は
気や血の巡りを改善していく薬膳でした。
・気滞証のための薬膳
・血淤証のための薬膳
この世の万物は
ゆらりと動いているのが自然で
じっと動かない状態というのは
やはり病的なのでしょう。
特に症状がなくとも
週に一度は
気なり血なり動かしていくような食材を
普段の食事に取り入れていくのも
良いと思いました。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。