こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
東京都薬用植物園の
晩夏シリーズが続きます。
今日は、
実りの秋をご一緒に
見つけてまいりましょう。
スーパーでいちじくを
見かけませんか?
いちじくと言えば、
柔らかい淡白な果肉が
どんなお料理とも相性が良いですね。
我が家ではサラダに添えて
食卓に出ることが多いです。
そのいちじく。
目の前で実っていたのにでくわし
びっくりしました。
東京都薬用植物園から
以下、引用します。
イチジクはクワ科の植物です。
果実や葉を民間療法で
ぢやいぼ取りに用いる。
クワ科であるというのは
大きな葉っぱを見ていると
感じられます。
桑も実も葉っぱも薬用として
大変有用な植物です。
なので、同じように
私たちの健康に有用なのでしょう。
桑の葉茶があるので
イチジク茶もありそうです。
手元にある韓国茶の書物から
冷えや食欲促進、便秘、乾燥肌に
有用だとありました。
無花果茶として使う場合は
果実が硬く青い実を乾燥させて
使うようです。
写真の状態である
今が果実の収穫時期かと思います。
(季節に寄り添う韓国茶 コウ静子著)
ドライになった果実は
よく市販されていますよね。
食物繊維が豊富で
便秘解消に食べると良いと
確かに聞いたことはありますね。
イチジクの近くで
キンカンの花が咲いていました。
葉っぱにある謎の足跡は
多分、ナメクジのものと思われます。
我が家の植物たちも
よく、同じような足跡が残されています。
柑橘類の花というのは
皆、同じような形と色合い、香りですね。
白い花というのは
実は、色素を持たない細胞で
成り立っているそうです。
太陽の光を透過して白く見えるのだとか。
ミカン科のキンカンと言えば
寒い時期の風邪引き予防に
金柑のシロップ煮を
ヨーグルトにかけて
いただきますね。
甘酸っぱくて美味しいですよね。
冬の季節になる金柑は
今時期が花の季節なのですね。
一方で、
温州みかんが青い果実を
成長させていました。
ウンシュウミカンは
ユズと同じように
春先に花を咲かせます。
小さな青い実を認め始めてから
だいぶ、大きくなってきました。
ここで、
ウンシュウミカンについて
東京都薬用植物園から
以下に引用します。
ウンシュウミカンは
ミカン科の植物です。
生薬名はチンピ(陳皮)。
薬用部分は成熟した果皮。
用途は漢方処方用薬。
成分は精油(d - リモネン等)
原産地は日本。
みかんの皮を乾燥させたものが
チンピという生薬です。
健胃、鎮静、鎮吐、去痰などの
作用があります。
漢方薬の構成生薬です。
こたつで食べるみかんの皮を
自宅で乾燥させて
入浴剤にしたりしますね。
これから黄色く色づいてくるでしょう。
楽しみです。
同じミカン科のタチバナは
温室栽培されていて
4 月に花を咲かせていました。
今は外で元気に果実が成熟中です。
日本固有の柑橘類で
永遠を意味する常緑樹ということで
タチバナの花や実、葉は
社紋や家紋、紋様などデザインに
使われていますね。
さて、
みかんとくれば、柿です。
柿は 5 月中旬には
既に小さな実ができていました。
今月になると大きく成熟していました。
カキノキとして記名されていました。
以下、東京都薬用植物園から
引用します。
カキノキはカキノキ科の植物です。
生薬名はシテイ。
薬用部分は成熟した果実のへた。
用途はしゃっくりを止める目的で
漢方処方に配合され
民間薬としても用いられる。
成分はヘミセルロース、トリテルペン
(オレアノール酸等)
原産地は日本に自生するヤマガキが
栽培化されたと言われる。
柿の葉は枇杷の葉と同じように
保湿作用があるそうです。
(日本のハーブ事典 村上志緒編)
柿の葉茶というのも
聞いたことがあります。
柿の葉茶は
大量のビタミンC を含み
免疫力を高める。
(特に若葉が良い)
高血圧症、動脈硬化症、成人病予防に
(6 〜 9 月の葉がよい)
(一汁二菜 境野米子著)
庭に柿の木があるご家庭も
多いことでしょう。
きれいな葉っぱを摘んで
柿の葉茶なども楽しめそうです。
今日は、
東京都薬用植物園の
晩夏シリーズとして
実りの秋をご紹介しました。
・イチジク
・キンカン
・ウンシュウミカン
・タチバナ
・カキノキ
晩夏シリーズはまだまだ続きます。
お楽しみに!
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。